施工事例

2026.02.16
ホンダ ゴールドウィングのサイドカー
エンジン不動修理
先ずは、肉眼でキャブレターを確認出来るまで外装を外していきます。
昔、下取り車両としてゴールドウィングの1200だったか、入庫していた時があったので、ある程度までは外装を外したという記憶は残っていましたが、どう外したかまでは全く記憶に御座いません状態・・・(笑)
今はインターネットで調べれば大抵の事は分かる良い時代になりましたが、先ずは挑戦する事がモットーなので、注意深く見て触りながら作業を進めていきます。
先ずはシート。
一般的にバイクのシートはホルダーでロックされているケースが大半ですが、オフロードバイクの様にサイドカウルを外し、固定ボルトを外すタイプも存在するので、どちらのタイプなのか注意深く観察します。
シートロックタイプは専用のホルダーにカチッとロックするだけなので、ボルト締めと違いクリアランス分、多少のガタが生じるケースが多いです。
ゴールドウィングのシートはボルトで固定してある様なガタの無さなので、試しにシート両サイドに固定してあるグラブバーのボルト2本を緩めて見ると、シートのガタが発生!
確信を持って4本のボルトを外すと、無事にシートが外れました。
続いてカセットデッキ付きのセンターパネルを外していきます。
そのために小物入れを外していきます。先ずは左側から。
作業を進めるにつれ、サイドカーのある右側が、なかなか厄介な事に気付きますが、出来ない事はないので大丈夫です。
さすがと言うべきか、無線が隠されていました。
無事に左側の小物入れが外れました。
センターパネルと小物入れの合わせ面から無線の配線を通してあったので潰れていました。「私ではありません」(笑)
もう一つ、私ではない破損箇所を発見。
アッパカウル自体も割れているので、何かしらの衝撃を受けた模様です。
センターパネルの次は、この割れたサイドカウルになりそうなので、先に右側で言うバッテリーを隠してあるサイドカウル2を外しておきます。
左側にはヒューズBOXが隠れていました。
カウル自体の突起物が穴の開いたゴムに刺さって固定されている方式でした。
前方1ヶ所で後方2箇所の計3ヶ所でしたが、後方の下側にはゴムが装着されていない様に、突起物も折れて欠損していました。
この式もゴムが硬化していると突起物が折れてしまう時があるので、刺さっている箇所への潤滑剤等の塗布は非常に有効です。
可能であれば、新品のゴムへ交換する事をおススメします。
続いて右側の小物入れです。
こちらにはETCが入っていました。
配線は・・・
右側の小物入れを外すには空調のつまみが邪魔で外れません。
左側はつまみを外さずとも小物入れは外れたのですが・・・
右側の配線は小物入れに開いた穴から通してありました。
これなら左側の様に配線が潰れる心配はありません。
無事に両側の小物入れが外れました。
いよいよセンターパネルです。
先ずはステム周辺に装着されていた後付け品の配線のギボシを外します。
続いてカセットデッキの配線をカプラから外して完了。
これでセンターパネルが外れます。
突然ですがシート下の配線。
何本か裸になっている線が見受けられたので残しておきます。
センターパネルが外れた姿。
エアクリーナBOXがお目見えしましたが、明らかに両サイドのカウルが邪魔なので、外していきます。
先ずはプロテクター。
ネジ止めはされていませんでした。
ミゾにハマっているだけなので、グイっと引っ張ったら外れました。
不思議とネジ穴が見えますが使用していません。
足元のサイドカウルも邪魔になったので外しました。
左側にはバック用のハンドルが装着されているので、カウルの前に外す必要があります。セルモーターを利用してバック「後退」します。
何かしらのスイッチの配線を外します。
後付けの配線は、純正と違い形が出来ていないので、よほど上手に配線されていないと、何が何だか分からなくなってしまいます。
そのため面倒でも写真や絵に残す事が大切です。ただし何のスイッチなのか理解していないと結局、配線を追って何に繋がっているのか調べる事になるので、意味が無い様にも感じます・・・
右側は純正のスイッチだったので、配線も特に問題無いと判断し写真に残していません。
両サイドのカウルが外れエアクリBOXが丸見えとなりました。
この色は入れすぎて溢れたガソリンが流れるオーバーフロー用のホースです。
後付けの配線を通したり、カウルを組み付ける際に注意深く観察しながら作業しないと、ホースを潰してしまう事もあるので注意が必要です。
取り付けや取り回し作業は色々を知れば知るほど時間が掛かる様になります。
ようやく整備作業に取り掛かれるところまでやって来ました。
燃料タンクがクルマの様に味気ないです(笑)
キャブレターよりも下に位置しているので、ポンプで圧送している模様。
自然落下式と違い比較的、短期間でキャブレターのフロート室は空となり、乾燥している可能性が高いので、条件が整えばエンジンが掛かるかも知れません!
エアクリーナBOXを外していきます。
片手の力で回らないネジや、ナメたら面倒くさい箇所は、かつみんに回してもらっています。
ギボシやカプラを外す時も、硬化していたり固定されていない箇所は外してもらっています。
自分の仕事が一番だとプライドを持ってやっていた頃から考えるとミラクルな毎日です。モトアワークスからマルヤマワークスに社名変更する日も近いかも知れません(笑)
BOX下に突起する負圧用のパイプ。
その負圧を利用している部品がこれ!
何でしたっけ・・・?
キャブのアルトにも付いていたのを久しぶりに思い出させたこの形状。
サーミスタか何だかで温度変化する部品だったと思うのですが役割が全然思い出せない・・・
クルマの純正キャブに関わっている大半の部品は生ガス「排気ガス」低減装置なので、この部品もきっと、その類だという認識程度で終わっていたみたいです。
とにかくバイクに比べるとバキュームホースだらけで、わけが分からない状態ですもん。しかも若かったしバイクに夢中だったしと言い訳しておきたいところですが、ゴールドウィングはクルマではありません(笑)
今回を機に学ぶつもりですがそうなのです!
このゴールドウィング、分解すればするほどバイクと言うよりクルマっぽいのです。
ホンダさんって排気ガスの規制にいち早く対応するイメージがあるので、もしかしたらクルマ並みに排気ガスを低減させる目標があったのかも知れませんね。
その何かしらの低減装置らしき部品へと導かれていたバキュームホースを外します。
エアクリBOXを固定しているボルト。
何故か何枚も撮影していますが、左右両方で固定されています。
必要以上に撮影されている理由は最後に分かります。
無線の配線がハンドルにグルグル巻きにされている感じも残しておきます。
エアクリBOX右前の下部にブローバイガス還元らしきホースが刺さっているので、こちらも外しておきます。
これでBOXが外れキャブがお目見えするはずでしたが、プレートが邪魔でまだ見えません。ただ加速ポンプのノズルはこのプレートから飛び出しているので、この形がキャブレターとして完成形なのは間違いなさそうですが、このままでは状態を把握できないので、今回はプレートを外すところまで分解し、エンジン始動に挑戦します。
先ほどエアクリBOXを固定するボルトの写真が何枚もありましたが理由はこれです。バキュームホースがエアクリBOXに潰されていました。
このバキュームホースの行先は負圧コントローラー「って英語で書いてあったと思われる(笑)」で、そのコントローラーはとても大きなダイヤフラムチャンバーに導かれていて、その先にはアクセルワイヤーとは別のワイヤーがキャブレターの開閉リンケージへ装着。
何かしらの負荷が発生した時にワイヤーを引っ張り、強制的にエンジン回転を上げる仕組みになっています、多分ですがセルモータバックの際ではないかと予想しましたが、今の段階では定かではありません。
ダッシュポット「名前が違う可能性があります」はアルトのキャブにも組み込まれていて、これがイマイチだと急激なアクセルオフに対して、生ガス「未燃焼ガス」が生まれてしまい、排気ガスはもちろんですが、アイドリングが不安定になってしまいます。ワークスで言うISC機能の一部を機械的にやっている部品です。
そう考えると、キャブレターを制御している部品達は生ガス発生を未然に防ぐ事で、実は調子の良い状態を作っているとも言えるわけで、少しクルマの純正キャブに対する見方が、今更ですが変わった感じがします(笑)
実は1台。セルボちゃんのキャブ仕様があるのですよ!
勉強がてらO/Hするのも悪くないかも知れませんね。
固着してエンジンが全く掛からない状態ですが・・・
PDFはこちら
カテゴリ
アーカイブ








