施工事例

施工事例

2026.02.14

ホームページのお問合せ

13-9 リヤフロアフロントメンバー補強準備

溶接が出来そうも無いパネルを切り刻んでいきます。


後付けのロールゲージがあれだけ腐食していたので、フロアパネルの腐食が広範囲に亘っているのも納得です。


写真中央の上に見える穴はリヤのシートが装着される部分です。
ちょうど、リヤフロアフロントメンバー中空部上に位置していますが、穴の回りが異様にキレイである事が分かります。

リヤフロアにスポットされていた部分は赤サビが発生。
しかしリヤシート装着用の穴との間にキレイな鉄板部分が一定距離存在している事から、この赤サビはスポットされた合わせ面の隙間に停滞した塩カルないし水分であると判断出来ます。

アルトの腐食する箇所の代名詞であるリヤスプリングの受け皿付近で発生した腐食によって生まれる大小の酸化鉄が転がる様に前方へ移動し、水抜き穴を塞いでしまうと、どこかで書きましたが、リヤフロアフロントメンバーにはサイドメンバーが満水にならぬ様、大きな水抜き穴が開いているので、仮にサイドメンバーの水抜き穴が酸化鉄によって塞がれてしまったとしても、リヤフロアフロントメンバーの水抜き穴から放出されます。

なので、サイドメンバー前方が腐食してしまうケースは何度か見かけた事がありますが、リヤフロアフロントメンバーにまで腐食が進行してしまったケースは、今回のワークスの他にもう一台、リフトアップ時に自重を支えきれなくてリヤフロアフロントメンバーとサイドメンバーの合わせ面が裂けてしまったワークス。
そして県外のお客さまで一度お見積りに来たワークスの3台のみです。

この3台の共通点は補修時にリヤフロアフロントメンバーの水抜き穴3ヶ所全て溶接や貼りモノで塞いだ状態であった事。
そう考えると水抜き穴の存在がどれだけ大切なのか分かってもらえると思います。

水抜き穴を塞いで浸入を防ぐなら、元を絶たなければなりませんが、同世代のワゴンRのみがサービスキャンペーンで無償修理を実施していた時の対策品は、サイドメンバー後方に位置する抜き穴を塞ぐキャップ2個だけです。

雨天時にタイヤが排水する際、上方から後方へ掛けてキレイな放物線を描きます。
その放物線上に水抜き穴が存在しているので、恐ろしいほどの勢いでサイドメンバーの中空部に流れ込んで来る水量を、上蓋を切り取って確認した時、妙に納得したのを覚えています。

話が長くなりましたが、補修する際は水抜き穴を塞がない事が大前提。
もし塞ぐなら構造を理解して、元を絶つ作業が必要です。

PDFはこちら

カテゴリ

アーカイブ