施工事例

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2025.06.20

動き出した2台のF5Bダートラ

リヤのファイナルギヤ

トルクの無いF5Bエンジンでもファイナルギヤの変更によっては、F6Aに負けない低中速域での元気さを手に入れる事が出来るかも?
というコトでF6AのRS/R、F6BのSR-FOURと歯数を比べて見ました。


37枚はF6AのRS/R。
F5BのRS/Rが41枚なのでF6AのRS/Rの方がハイギヤードであることが分かります。やはりトルク感が大幅に上昇しているので低中速域からグイグイと加速し、車速も歯数が少ない分、グングン伸びて行く仕様の枚数です。
F6AのRS/Rは速度リミッターの効く速度域でもエンジン回転は余裕の域にいます。
「5速ギヤ比の違いでRS/Zはもっと余裕の回転域です。」



45枚はF6BのSR-FOUR。
歯数が多いほどローギヤード化されていくので、F6Bの様なトルク感の薄いショートストロークエンジンとの相性が良いと言うか、そうでないと加速感の無いつまらない味付けになります。
ちなみにF6AのNAも45枚です。
パワーの無いNAでも45枚のお陰で加速感を味わう事が出来ます。
パワーが無いとかトルクが無い用の45枚をパワーもトルクもあるF6AのRS/Rに装着するとどうなるのかの答えがワークスRです。

だったらワークスRのミッションの方が良いのでは?
と思われる方もいるかも知れませんがワークスRにも弱点があるのです。
それが1速のギヤ比が高いというコト。
速く走ると言うコトは早く前に進む事でもあるので、NA用は我慢出来る距離ですが、F6B用の1速ギヤを使用するとほとんど前進しないため、1速と言う呼び方ですが実際は1.5速位のギヤ比に変更されているのです。

一度、F6Bエンジン+ワークスRミッションを試したことがあるのですが、それはもう楽しさを全く感じないフィーリングでした。
この1.5速、F6Aツインカムのトルク感を持ってしても半クラッチの時間が長い。
ダートラ会場と林道までなら我慢出来そうですが、トコトコと走る時もある雪道では相性最悪(笑)

結局、どこを一番楽しく走りたいのかで変わって来るのですが、私の1番は雪道なので、1速でトコトコ走りが可能なF6Bミッション。
それに対応するリヤのファイナルギヤ45枚を装着します。


お宝写真!
それこそ20年位前、ギヤ遊びにハマっている頃の貴重なデータです(笑)

フロントとリヤのファイナルギヤ数が残されていました。
興味深いのがワゴンRのATのターボとNAの歯数がF5B同様の41枚である事。
これはATの4WDミッションを分解しファイナルギヤを確認する必要がありそうです。






































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