施工事例
2024.06.15
アルトワークスのお話
旧規格のRS/ZのK6A
パーツリストから、1型と2型に区別されているRS/Z。
1型を前期、2型を後期とし、製造年月と番号で表記すると、
前期 1994[H06]年10月~1997[H09]年03月 100001~200000
後期 1997[H04]年04月~1998[H10]年08月 200001~999999
RS/ZのK6Aですが、2種類のK6Aが存在しています。
仮に前期型と後期型と呼ぶとして、その事を知ったのが最終型ワークスRのK6Aを分解した時だったので、当初はR専用のK6Aだと思う位、カムやクランクは肉抜きされブロックも軽量化と剛性アップを狙った、速く走るために作られたモノの様に見えたからです。
結局、RS/Zにも採用されている事を後で知るのですが、てっきり後期型で採用されたK6Aだと思っていました。が、実はそうではなく、毎年進化を続けたK6Aらしい時期での採用だったので、前期と後期をもう少し細分化します。
前期 HB21S-100001~182308 1994[H06]年10月~1996[H08]年12月
中期 HB21S-182309~ 1997[H09]年01月~1997[H09]年03月
後期 HB21S-200001~201033 1997[H09]年04月~1997[H09]年12月
最終 HB21S-201034~999999 1998[H10]年01月~1998[H10]年08月
初登場だった事もあり、いたる所で改善が実施された事と、そもそもスズキにはエンジンASSYが無いので、何をもって2種類のK6Aとするかですが、やはりエンジンの心臓とも言えるクランクシャフトではないでしょうか。
クラッチ交換の作業をしないと分からない部分ではありますが、C系時代から続いたフライホイールと決別し、新設されたモノを見た時は少なからずショックを受けたモノです。
このクランクシャフトの変更が表の中期、つまり車体番号が180000台のワークスにも搭載されていた事にビックリでした。
そして最終K6Aで進化したISCがスロットルボデーに合体、一緒にプレッシャセンサまでも合体し、かなりスッキリとしたK6Aになります。
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